HDRシリーズのご紹介

ハーフピッチからの変更で、48.2%のスペースを生み出す

小型かつ頑丈さを兼ね備えたコネクタ

当社のハーフピッチコネクタであるPCR50芯からHDR50芯コネクタへ変更した場合、

48.2%の省スペース化を実現できます。

このスペースは、当社のHDR14芯コネクタがすっぽり収まるサイズ。

追加機能を装置に持たせたい時、あるいは装置を小型化したい時に有効です。

 

産業用機器向けに求められるコネクタは、丈夫で長持ちし、簡単にはロックが外れないこと。

特にインターフェースコネクタは接続時に負荷が大きく、

それをいかに軽減させるかが最大のポイントです。

HDRは、当社の技術力を結集し、小型と頑丈さを両立させた、 産業用機器に最適なコネクタです。

 

 

  • 品質を保ちながら小型化できた理由とは
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    HDRは小型にするために、0.8mmピッチの端子を4列配列し、

    樹脂部品の厚みをハーフピッチ品と比べ1/2まで薄くしています。

    ですが、小型化・部品の薄型化を行ったことで、

    品質を落とさないよう、樹脂の周りを金属シェルで覆い、

    品質を保っています。

     

    さらに、樹脂部品の精度基準を従来比の2/3とし、

    より厳しい管理を行うことで、品質を向上させています。

    厳しい精度管理は、精密金属の使用と、適宜のメンテナンスを

    実施することで、実現しました。

  • なぜ頑丈さが求められるのか
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    産業用機器は、10年以上継続して使用されるため、

    接触頻度が非常に高いコネクタ部品は、頑丈さが求められます。

    そのため、HDRでは3つの工夫を施し、強度アップを行っています。

     

    1.接続部のシェル補強

    2.左右のロックねじによる、こじり衝撃緩和

    3.基板と接触するアース金具による衝撃吸収

     

    この一連の構造が、お客様の10年以上のご使用に貢献します。

  • なぜ簡単にロックが外れないのか
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    HDRは容易な脱着と強力なロック構造を兼ね備えていて、

    そのホールド力は、実力値で185Nを誇ります。

    185Nとは、2Lのペットボトル9本分の重さをかけても抜けない程です。

    このホールド力によって、ケーブルの絡まりや引っ掛かりによる、

    "不測の抜け"を防止することが可能です。

     

    また、基板側のロックネジ形状が円形かつ、ケース側のロックバネに柔軟性を持たせています。

    この工夫が、強力で簡単に外れないロックの秘訣です。

  • ”ロボットで自動実装したい” このようなご要望を実現しました
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    HDRコネクタのDIP品をご使用いただいているお客様より、

    「コネクタを変更せずに自動実装をしたい」とのご要望を受けました。

    単純な自動実装への切替では、目視で判別が困難な端子の微妙な傾きが、

    挿入ミスへつながり、自動実装に支障をきたし、実装成功率が約20%も減少していました。

     

    カスタム対応を得意とする当社は、困難と思われた端子先端のバラつきを

    抑制することに成功し、さらに精度管理も従来の1/2に狭め、より厳しい基準へ高めました。

    これにより、お客様の自動実装のご要望を実現しました。

  • 10年以上の長期供給もお任せください
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    HDRは、発売から20年以上経った今もなお、多くの販売実績があり、

    幅広い分野のお客様にご使用いただいています。

    特長である頑丈さによって、10年以上の長期使用に貢献し、

    ”インターフェースは簡単に変更できない”という、お客様のベースニーズにお応えすることが可能です。

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